私も長男が産まれた時そう思っていました。基本的にはいつからでも、耳は聞こえているのでママの声で話しかける延長と考えればいつからでもOK!でも、やっぱり一人で話しかけるのは虚しいものです。笑。
そう考えると、目もある程度しっかり見えてきて、おすわりが出来る様になる半年を過ぎた頃からがオススメです。この頃になると、視力は0.1ぐらいになり、人の顔が判別できるようなり遊んでいても楽しくなってくる頃ですよね。一方でその証として人見知りも出てきてママとしては大変な時期かもしれません。
では、どんな絵本がいいのでしょうか。
①紙が厚手で破れない本
②繰り返しの言葉や擬音の多い本
③食べ物や生活など普段体験していることが出てくる本
まずはこの3つぐらいをポイントに見てみてはいかがでしょうか。
①紙が厚手で破れない本
まだまだ口に入れたりグチャグチャしていろんなものを確かめる時期です。誤飲や紙で指を切ってしまってはいけないので、厚紙で装丁されている絵本がはじめはいいですね。
福音館書店 0・1・2えほん のシリーズは簡易版の月刊誌もダンボールのような厚い紙なので、安心です。その後人気のあるものがハードカバーになります。
月刊誌は1年単位での購入が必要ですが、本屋さんだと1冊売りも見かけます。
②繰り返しの言葉や擬音の多い本
この時期はまだまだ言葉の意味は理解できませんので、ストーリーのある絵本はもう少し先に。しかし、大人にとってはなにがそんなに?と思うようなところで笑ってくれたり反応してくれるのが、この時期のなんとも面白いところ。
絵本も、大人では意味がわからないような擬音ばかりの本が子どもには受けます。また、繰り返しもポイントのようです。毎日毎日新しいことを体験している0歳。
「あ!それ知ってる!」という安心感を感じられるというのはずいぶん心地よいことのようです。何度も何度も同じ本を読んでほしいとせがまれるのもそういう理由。
新しい言葉がいくつも出てくる刺激的なものよりも、何度も同じ言葉が繰り返される本のが喜ぶ傾向にあります。
「ころころころ」福音館書店 元永定正作 1984年発行
「もこもこもこ」文研出版 谷川俊太郎作 元永定正絵 1977年発行
「くやんよやん」福音館書店 長谷川摂子文 / なかがわまさこ 絵 2016年発行
③生活など普段体験していることが出てくる本
まだまだ、経験値がすごーく低い0歳さん。
まだまだ離乳食も初めたばかりで食べたことのある食べ物が少ないので、身の回りにいる人や、服や靴といった生活用品が登場するものが結構おすすめです。
また、絵本を絵本としてだけでなく、登場人物の真似をしてママと頬をくっつけてみたり、くすぐってみたりするのもとっても楽しいです。そのような、手遊びやふれあいあそびにつながる絵本もこの時期にはとってもおすすめ!字を読むだけでなく、アレンジしてみて下さい。
「いないいないばあ」童心社 松谷みよ子文 瀬川康男画 1967年発行
「とっとこうれしいな」福音館書店 荒川薫文 山内彩子絵 2017年発行
「たかいたかい」福音館書店 柚木沙弥郎作 2006年発行
「じゃあじゃあびりびり」偕成社 まついのりこ作 1983年発行
「いないいないばあ」も、絵本がなくてもママがやってあげるだけで子供は大喜び!
この時期の親子にとって絵本は文字や言葉を覚えるためのものではなく、コミュニケーションのツールです。
絵本をもってくるとママが遊んでくれる。お膝にいれてくれる。一緒に笑ってくれる。その体験こそが子供にとっては喜びであり、人間として成長していくために欠かせない体験だと思うのです。ぜひぜひそういう幸せな時間をたくさん、親子で味わってくださいね。
りぶらでありるのはもちろんですが、りんご箱文庫に行けば1冊200円で寄贈絵本を販売しています。そういった街の資源も活用してくださいね。