岐阜県恵那市で生まれ育ち、就職のために岡崎に引っ越してきたあおやまさん。10年ほど暮らした後に出産を迎えたものの、男性の多い職場の中で過ごしたため、いわゆるママ友になれる人はおらず、出産後は友達作りに苦労されたそう。そんな時に、ベビーマッサージやよちよち手話の講師資格を取得し、ベビーマッサージのサークルであった市民活動団体「にこにこおやこ」の代表者を前任者から引き継ぎました。
どうして、ベビーマッサージやよちよち手話の資格を取ったのですか?
独身時代にしていた家庭教師の仕事の中で、保護者の方がよく言っていたのが「小学校に上がる前をもっと大事に、ちゃんと接しておけばよかった。」という言葉。出産してその言葉を思い出して、自身の子育てにも生かせるしそのことをより多くのお母さんに伝えることができたらいいなあと、講師資格を取りました。
今は、ベビマママルシェもされていますがそれはどういう経緯で始めたのですか?
ベビーマッサージ等は自分の子どもがベビーの頃はよかったのですが、大きくなるとわが子を連れての講座が難しくなったこと。あとは、産後になかなかママ友ができなかったのですが、アロマやクレイセラピーといった趣味でつながった友人とは子どもの年齢に関係なく友人でいられて助けられたので、ママであっても「子ども」ではなく「趣味」でつながるのも大事なんじゃないかなあと思って、クラフト作家ママと、クラフトをはじめたいママをつなげるために「無料見守り託児付き 手仕事マルシェ」をはじめました。2015年に始めたのですが、その頃に比べると同じようなマルシェが市内にたくさんできてきたので、今はまた少し形を変えて「ベビマママルシェ」とし、ママになってすぐの方が気軽にふらっと来れる場所にしたいと思っています。
以前行っていた「ふれあい広場」も再開されるそうですね。
そうなんです。ベビーマッサージの講座も今はやっていないのですが、やっぱり新米ママたちにお伝えしたいことはあるので、半強制的に?(笑)伝えられる地域交流センターのフリースペースで行う「ふれあい広場」を再開することにしました。
育てやすい子だったり、ママ自身に少し余裕があって頑張れるママにはベビーマッサージなどでどんどん積極的に子育てを楽しんでほしいし、ちょっと子育てに疲れちゃったなあというママにはママ自身が趣味を楽しめる場でリフレッシュしてほしいという想いでマルシェと子育て広場をやっています。
また、ママ友ができるといいのはいろんなママの考え方や子育てを見て「ああ、これでいいんだ!」と思うこと。気負わずに子育てを楽しんでほしいと思います。
本当に子どもが小さな時期は貴重な時間。育て終われば「あのころもっとやっておけば。」とみなさんおっしゃいます。今まさに子育て中の方は、パパもママととにかく楽しまないともったいないですよ!
あおやまさんが行っている活動
ベビマママルシェ
どうぞのたんす
[インタビュー後記]
いまでは、みんなに囲まれたお友達いっぱいの彼女がママ友をつくれなかったとは本当に意外!いろんなことに次から次へと挑戦していく彼女のスピード感にはいつも驚きますが、家庭教師経験から「小さな子を持つお母さんに大切なことを伝えたい。子どもと遊ぶ方法を伝えていきたい」という彼女の想いには一本筋の通ったものがあります。これからも、さまざまな手法でママが子育てを楽しめる街にしていってくれることを願っています。