子どもから高齢者までどんな人でも集まりおしゃべりを楽しめる場所です。
2016年から活動を始めた「和っ家」。地元の民生委員を務める猪飼由美子さんが中心となり、ボランティアさん10名ほどで立ち上げた、子どもから高齢者までが自由に集めれる場所です。
会場は元喫茶店のちゃっく。お隣のCafeあすなろが管理しているこの場所を借りて月に一回集まっています。
毎月会場には、元保育士さんや助産師さんなど子育てについての専門家が4~5人ほどボランティアとして滞在しています。困っていることを相談できるのはもちろん、ランチを食べたりお話している間抱っこしていてくれたり、遊んでいてもらえます。そのため、「子どもたちを見ていてもらってゆっくりランチが食べたい」と、お昼時を中心に未就園の子どもを連れたお母さんたちでいつもにぎわっています。
子どもたちを遊ばせる場所としては地域交流センターがありますが、交流センターは小学生以上は入れなかったり、誰かほかの人が一緒に見てくれるわけではないので気が張ってしまってゆっくりできないというところもあり、この場所を頼りに訪ねてくる方が多いようです。
参加は無料ですがお隣のCafeあすなろでオンオーダーするのが参加費の代わりとなります。
Cafeあすなろでは、障碍を持った方が厨房やホールスタッフとして働いています。障碍があってもなくても同じ和の中で暮らしていきたいという想いを込めて、このような形で活動しています。
また、ここでボランティアをしているのは元気なおばあちゃん世代の方々。「赤ちゃんをだっこすると元気がもらえる」と嬉しそうに子どもと遊ぶ姿は本当に幸せそう。
取材時も子どもも、ママも、Cafeあすなろで働くみなさんも、そしてボランティアスタッフの方々も月に一度のこの日をすごく楽しみにされているのが伝わってきました。
今ではリピーターさんも増え、時には子どもはもう幼稚園に行ってしまったけど…と、ママだけで顔を出してくださる方もいるのだとか。
発達のことや入学に向けて心配なことなどを相談するママも増えたり、ママ同士で情報交換をする姿も見られます。
会を始めた猪飼さんは、「遠方から来たママたちにも気軽に来てもらい地域とつながってほしい。さらには、このような場所が市内それぞれの地域にできてほしい」と語ります。お友達作りやこの街のことを知る入り口として利用してほしいと思います。
また、同日に「どうぞのたんす」も開催されていますので合わせて立ち寄ってみるのがおすすめです。
《和っ家》
毎月第4木曜開催 10:00~14:00
場所:Cafeあすなろ(伊賀町3-1)